ドベルダン!ピカポロンツァです

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マダムのつぶやき

赤い糸で結ばれたキュウリたち

ベランダのキュウリが、小さい実をいっぱいつけてくれても
なかなか育たずに枯れてしまうので、これはもしかして、人工受粉が必要か?と思い
先日から人工受粉をし始めました。

人工受粉とは、
雌花に雄花の花粉をくっつけて私たちが受粉のお手伝いをしてあげることです。
以前、越畑(京都市右京区、愛宕山の北にある小さな山里)で畑を借りていたころ、
ズッキーニの実が育たずに腐ってしまった時に、越畑でお友達になったジュンさんが教えてくれました。

ズッキーニも、このキュウリもそうですが、
雌花は小さな実の先にかわいい花をつけます。
そして、雄花は大きな花で、花の元に実はありません。
本来、蜂が雄花と雌花を飛び回って受粉が成立するはずなのですが、
良いタイミングで蜂が来てくれないと、雌花は受粉できず、そのまま枯れてしまいます。
そこで、私たちが雄花を採って、花びらをむくようにしておしべを出し、
雌花にくっつけると、受粉が成立して実が大きく育ってくれると言うわけです。

2種類のキュウリを植えていますが、どちらもスロヴェニアのキュウリで、
一つは長さ20センチ以上、直径が5,6センチほどになる大きなキュウリで、
もうひとつは小指くらいのサイズになる小さなキュウリです。

この小さなキュウリの方が、まだ一つも実が育っていないので、先週から人工受粉を始めました。
いくつかの受粉は成功したらしく、枯れずに育ってきています。
今朝、またたくさんの雌花を見つけたので、受粉させてみました。

雄花の数がちゃんと足りるのかな~なんて思いながら始めたのですが、
やっているうちに、おもしろい事に気付きました。
きれいに開いた雄花を見つけると、そのそばにはちゃんと、
同じくらいに成長した雌花が待っているのです。
時には先に雌花が枯れてしまって雄花だけが残っていたり、
雌花がいくつもあって、雄花が一つだけ開いていたり、というカップルもありましたが、
たいていは、雄花と雌花が対になって、少し離れたところで同じように成長し、
ほぼ同時に花開いているのです。

堂々と咲く雄花と、そばで誘うように花開く雌花。
じっと見ていると、それは赤い糸で結ばれた恋人たちのようで、
自然の営みの巧みさと不思議に、感動してしまいました。
まるで自分が小さな妖精になって
キュウリのロマンスを見守っているような気分です。
(だれが妖精やねん!と突っ込まないでね。
 ちゃんとおばさんの妖精を想定して妄想していますので)

さてさて、おせっかいなおばさん妖精の作戦は成功し、
キュウリたちのロマンスはうまく実ってくれたのでしょうか。
数日後が楽しみです。

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