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ドベルダン!ピカポロンツァです

日本で唯一のスロヴェニア料理店≪ピカポロンツァ≫から、最新ニュースとメッセージ♪
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スロヴェニアのこと☆小さなネタからコラムまで

そばがなければ生き残れなかったスロヴェニア人

 スロヴェニアは、そばを食べる国です。
そばといっても、日本のような、ツルツルっとすするそばの麺ではありません。
麺になる前の、食材としての、そばです。

スロヴェニア人は昔から、そば粉や、そばの実をいろんな調理法で食べて来ました。
スロヴェニア料理の文献を見たら、そばを使った料理の多さにきっと驚かれることでしょう。

そばギョーザ

そもそもスロヴェニアの建国の伝説に、そばが登場しています。
スラブ民族で最も西に移動したのがスロヴェニア人なのですが、
スロヴェニア人の祖先が西へ向かって旅をしているときに、神様が夢枕にたち、
「そばの種をまいて、3日間で芽が出る土地があったら、そこに国を造りなさい」
とお告げがあったとか。
そして、そばが芽を出した土地が、現在のスロヴェニアだというわけです。

そば粉のズリヴァンカ

スロヴェニアの国土は山がちで荒れた土地が多かったのでしょう。
ほかの作物は育たなくても、そばだけはたくましく育ったので、
昔の貧しい庶民にとっては欠かせない食料だったようです。
そんなことから、
スロヴェニア人はそばがなければ生き残れなかった、と言われています。

そばの実のカシャ

では、スロヴェニアで食べられてきたそばの料理とは、どんなものなのでしょう。

ピカポロンツァでもお出ししているそば粉のパンやそば粉のケーキ、
そば粉をピッツァ風に焼いたズリヴァンカをはじめとし、
チーズを包んだお団子、ラビオリ風のもの、そば生地でロールケーキ状に具を包んだもの、
などなど、そば粉の生地を使った料理は数え切れないほどあります。

そばの実も炊いて、そのまま食べたり、お菓子にしたり。

日本と同じようなそばがきもあるんですよ!

そばのパン

日本でこの話をすると、日本人のお客様は
「へえ、スロヴェニアでもそばを食べるのか!」
と驚かれますが、
スロヴェニア人に、日本でそばを食べると話すと
「へえ、日本でもそばを食べるのか!」
と驚かれますよ。

そば粉のフルーツケーキ

スロヴェニアのこと☆小さなネタからコラムまで

春を呼ぶお祭り『プウストゥ』のこと

 2月13日、スロヴェニアではプウストゥというお祭りが行われました。
これは、春の前に、冬の寒さや邪気を追い払うお祭りです。
ちょっと日本の節分を思わせるお祭りですね。

そして、装束も不思議なほど日本のナマハゲにそっくり。
この装束で練り歩いたり、踊ったりして、春を呼ぶのです。
とても面白いお祭りですね。
ピカポロンツァの公式サイト、スロヴェニアのページにもこのお祭りに関するコラムがあります。
ご興味のある方は、こちらをクリック!

このお祭り、昔はスロヴェニアの田舎で盛大に行われていたのですが、
今は少なくなって、なんてコラムには書いてありますが、
近年また新しい形で盛り上がってきているようです。
首都のリュブリャナでも、クレンティたちがパレードしたり、
冬の観光の目玉としても、一役かっているみたいです。
そんな風にして伝統を時代に合わせて生かしてゆくのが素敵ですね。

クレント

イゴールが子どもの頃のプウストゥの思い出も聞いてみました。
彼は首都のリュブリャナ出身なので、田舎のような盛大な祭りはありませんでしたが、
プウストゥの日に仮装をして近所のおうちを廻ると、お菓子がもらえたそうです。
仮装をしたシュマ(前述のコラムをご覧ください)に食べ物を振舞う習慣が、
首都ではそんな風に受け継がれたんでしょうね。

シュマの絵


スロヴェニアのこと☆小さなネタからコラムまで

世界を駆けるプロランナーさんの、スロヴェニア紀行

 今夜、一番乗りのお客様はプロのランナーの宮地藤雄さんでした。
トレイルランナー、マウンテンランナーとして、世界中を走っておられます。
なかでも特にスロヴェニアが大好き!とおっしゃるさわやかな方です。

スロヴェニアのことをネット上でよく発信されているのでちょくちょく拝見していたのですが、
スロヴェニアファンの宮地さんも、うれしい事にピカポロンツァをご存知だったのです。
夏にもお店に来てくださり、今夜は2度目のご来店です。
どちらも、大会出場のための関西入りの際、貴重なお時間をさいて来てくださいました。
ありがとうございました<(_ _)>

そんな宮地さんが、ご自身のWEBサイトで
『スロヴェニア紀行』というページを作られているとのことで、
さっそく拝見しました。
これまでに回られたスロヴェニア各地のことを、ていねいに紹介されています。
旅行会社のツアーでは行かないような所もカバーされているので、
スロヴェニアが気になるかたは、ぜひご覧ください。

宮地藤雄さんのスロヴェニア紀行

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スロヴェニアのこと☆小さなネタからコラムまで

バスケットボール欧州選手権で、初優勝!

 FIBA欧州選手権ユーロバスケット2017男子で、スロヴェニアが初優勝!!!というニュースが入ってきました。
バスケットボールは、もともと旧ユーゴ時代からの得意競技ではありましたが、優勝したのは、今回が初めて!

前回王者のスペインに勝って決勝戦へと進み、決勝戦では、強豪セルビアを下しての初優勝となりました~。
MVPはスロヴェニアのゴラン・ドラギッチ選手。彼はふだんはNBAで活躍している選手で、1986年生まれの31歳。スロヴェニアチームでユーロバスケットに出場できるのは、これが最後かな、と言っていたそうです。
よかったね、おめでとう!

basketball
一番前にいるのが、ドラギッチ選手

スロヴェニアのこと☆小さなネタからコラムまで

イースターのたまご

 スロヴェニアの伝統的なイースターエッグです。

easter egg wooden2

これは、たまご型の木に伝統的な模様を描いたものです。
リュブリャナの市場でおみやげものとして売られていました。

でも、実際はイースターの時にはゆで卵に彩色します。
昔はきっと、こんな風に手の込んだ模様を彩色するのが一般的だったのでしょう。

easter_egg_2_convert_20160328002635.jpg

これは、昨年のイースターにピカポロンツァで作ったイースターエッグ。
現代では、こんなふうに単色に彩色してカラフルな卵にしたり、
イースターバニーなどのイラストをぺたっとはりつけて染めるキットが売られていたりします。
紅茶やたまねぎの皮で草木染みたいにしぶい色に染める人もいます。
その際に、自然の葉っぱをまきつけると、葉脈が美しく染め付けられます。

そんな風に手間ひまかけてこしらえたイースターエッグは
イースターの食卓に飾って、お祝いして、あとは少しずつ食べます。

日本のお盆のお供えと感覚がちょっと似ているのかなあ、と思いました。
永遠に残るものではないのに、意匠を凝らして、時間をかけて、美しいものを作り上げるという感覚。
芸術のための芸術ではなく、人生を充実させるため、自分の心を満たすための美術。
そして最終的にはおしげなく殻をわって中身を食べちゃう、この感覚が好きです。
この美学が、イースターエッグだけではなく、スロヴェニアの文化全体の底の方に静かに息づいているような気がするんですよね。
諸行無常、という言葉がふっとうかびました。
日本人とスロヴェニア人、やっぱりどこか価値観が似ているのではないかな、と思ったりしています。

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